新型肺炎SARSのお話です。

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asahi.com
 重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染が広がる中国人に対する過剰と見られる警戒や、差別とも受け取られかねない動きが、欧州に広がっている。

 ベルギーでは先月初め、ベルギー人男性と中国人女性がブリュッセルのウクル区役所に結婚届けに訪れた。この国ではカップルは区の助役らの前で簡単な式を挙げる習慣がある。女性が中国から帰国直後だったことを知った助役は「お年寄りの訪問者も多く、万一、他の人々に感染してはならない」とカップルを区役所の建物の外に出し、自らは約15メートル離れた所に立って式を挙げた。

 これがテレビで報じられ、ベルギー政府には「差別行為ではなかったか」との問い合わせが多数寄せられた。

 スウェーデンでは、18世紀に中国と同国との間を往復した帆船の復元式を6月初めにイエーテボリで開く予定だったが、2万5000人の招待者の中に王室関係者も含まれることから、主催者側は、市長クラスを含む数百人の中国側招待者への招待を取り消した。報道によれば、主催者側は「とても残念で、別の機会に祝いの式を持ちたい」と話している。

 イタリア北部のウディネ市は4月24日から5月1日までの予定で開くアジア、中東映画祭に向けて、東アジアからの映画監督や俳優にも招待状を出した。しかし、SARS騒ぎが広がった4月に入って地元当局が、感染国の参加者の出席中止を要求、主催者側は中国、香港、台湾の計22人に招待取り消しを通知した。

 このほか、英国ではSARSが血液を介した感染という確証はないにもかかわらず、感染国の人からの献血を拒否する動きがある。

 欧州では、SARS感染の疑いのある患者は見つかっているが、今のところ死者は出ていない。イラク戦争後にSARS報道の洪水が起きて中国政府の対応の遅れが印象付けられたことにより、中国人一般への警戒感が強まっていると見られている。 (05/01 10:48)
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もう完全にエンガチョ状態です。
ところで、いまやニュースでは感染怖い、感染怖いとばかりで、具体的に何が怖いのかよくわからなくなってきました。

WHOで専門家による会議が開かれたようです
http://www.who.int/csr/sars/cliniciansconference/en/print.html
要約すると
患者の80〜90%は軽症でのこりが重症になり人工呼吸管理の必要な状況になる。
重症になるのは40歳以上でなんか他に持病がある人に多い、と。

とにかくこの病気、致死率低いです。ましてや、中国ならいざ知らず、日本ではどこでも安く高度なコンビニ医療が受けられるため、たとえ重症に陥っても、普通に健康な人ならばまず死ぬことはありえなさそう。 お金がなくてもSARSなら医療費は全額公費負担ですし。

ではなぜこの病気が怖いのか。

エンガチョされるからかもしれません。

ちなみに昨冬流行したインフルエンザの死者は日本だけで推定2000人なんですが・・・ねぇ。

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