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長野県諏訪市の諏訪赤十字病院(中藤晴義院長)で2001年11月、医師と助産師が同県伊那市の女性の出産予定日を間違えて予定日より約50日早く帝王切開手術を行い、未熟児の男児を出産させていたことが13日、分かった。

 女性と夫は病院に約530万円の慰謝料など損害賠償を求める通告書を送付。病院側もミスを認めている。

 同病院によると、女性は01年11月21日、別の病院の紹介で諏訪赤十字病院に来院。その際助産師が紹介状の出産予定日に「(02年)1月12日」と書かれていたのを「12月2日」と見間違えて医師に報告した。

 医師は診察の結果、臨月に近い胎児にしては小さ過ぎ、出産を急ぐ必要があると誤診。来院当日の夜、帝王切開手術を行い、女性は男児を出産した。男児は体重1914グラムで未熟児だったが、現在未熟児出産による異常はないという。

 病院側は「誠心誠意対応したい」と話している。

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この事件(つうか事故)にはいろいろな落とし穴があったと考えられます。

まず紹介状に書かれていた出産予定日を助産師が見間違えたということ。
さらに医師が紹介状を自分で読んでいなかったこと。
週数に比べて胎児が小さいことについて、前医の出産予定日算出が間違っていたかもしれないと疑わなかったこと。
妊婦へ出産予定日を確認しなかったこと。
妊婦、家族へ帝王切開をする必要性、理由などを説明したはずだが、妊婦がその理由に疑問を感じなかったということ。

このうちのひとつにでも引っかかれば、この事件はおきなかったと思われます。

航空機事故にかかわらず事故というものはいろいろな隙間を通り抜けておきるものですねぇ。

ところで、産婦人科の先生はそもそも帝王切開の適応があったのかどうかわからんとおっしゃってました。

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