結婚式
2003年10月30日女医ってものは結婚すれば使い物にならないと言われ、結婚しなければお局と化す大変立場の難しいものなんですけど(小児科はそうでもないんですか?)、まださちは結婚してなくても許される年齢なため(世間一般的にはどうだかわからないが、とりあえず周りの年上女医がまだはけていない為)あんまりそういうこと気にせずに済みます。
同級生の結婚ピークは
1卒業したとき
2研修医が終わったとき
でした。
30歳ごろ第3のピークがあるとも言われていますがどうでしょうか。
今日は同級生同士が結婚したときの思い出ばなしでもしてみようかと思います。
旦那は耳鼻科、奥さんは麻酔科。学生時代からの仲。奥さんと病院の売店でばったり出会い、「鷹揚には見せてあげるねっ」とひょうたんみたいな形のものが写ったエコーと見せられたような気がします。そしてとにかく急いで結婚。
仲人は耳鼻科教授。ブツブツ二人の経歴を読み上げます。「二人の仲が急接近したのは国家試験の勉強中で…」嘘コケ。それ以前から人の目の前でイチャイチャしてたくせに。いや、はっきり言おう。人のうちの布団の上でイチャイチャしてたくせに。
まあ、そんなことは誰の披露宴でもある話で、医者に限ったことではないのですが。
スピーチを頼まれているのは各科の上の先生たち。
「(旦那に)遠距離恋愛は辞めろって言ったのに」(当時嫁は大学から出ていた。旦那は大学)他にも「あれだけ皆で辞めとけ、別れろって言ったのに」「絶対後悔する」などという発言が飛び出ます。
…これほど二人の仲を否定しまくるスピーチ、正直寒くてしかたがありません。
そして今回の山場、麻酔科教授のお言葉が始まります。
「正直、結婚の話を聞いたときは人事をどうしようかとそればっかり…」
二人の門出を祝う披露宴で医局人事の恨み節です。なにもこんなとこで言わなくても。
親族席が十分盛り下がったところで、余興の時間です。何とかして同級生としてこの場の雰囲気を変えねばなりません。ところが用意していった余興の「症例報告」では旦那が「酒におぼれていた」「競馬ばかりしていた」「留年しなかったのは大学の七不思議」などというフレーズであふれかえっています。当然です。普通ほめ言葉はまともなスピーチで行われるものであって、余興はほのぼのとウケルものであればよかったはずなのですから。しかし今回新郎の浮かぶ瀬はありません。
最後は麻酔科助教授の専門用語だらけで一般人には何がなんだかよくわからないけど、一番結婚式にふさわしいスピーチがあり、なんとなく救われます。
とにかく二人の結婚は両医局からまるで祝福されていないことが良くわかる披露宴でした。しかしあれほどダウトな単語を連発しておいて、腹の中のことには全く触れません。そこは聖域だったようです。
最後に万歳三唱です。
「二人の未来と耳鼻咽喉科、麻酔蘇生科のますますの発展を祈って」
表の紙には○○家△△家披露宴じゃなくて
「耳鼻咽喉科麻酔蘇生科披露宴」にしておくべきだったのかもしれません。
同級生の結婚ピークは
1卒業したとき
2研修医が終わったとき
でした。
30歳ごろ第3のピークがあるとも言われていますがどうでしょうか。
今日は同級生同士が結婚したときの思い出ばなしでもしてみようかと思います。
旦那は耳鼻科、奥さんは麻酔科。学生時代からの仲。奥さんと病院の売店でばったり出会い、「鷹揚には見せてあげるねっ」とひょうたんみたいな形のものが写ったエコーと見せられたような気がします。そしてとにかく急いで結婚。
仲人は耳鼻科教授。ブツブツ二人の経歴を読み上げます。「二人の仲が急接近したのは国家試験の勉強中で…」嘘コケ。それ以前から人の目の前でイチャイチャしてたくせに。いや、はっきり言おう。人のうちの布団の上でイチャイチャしてたくせに。
まあ、そんなことは誰の披露宴でもある話で、医者に限ったことではないのですが。
スピーチを頼まれているのは各科の上の先生たち。
「(旦那に)遠距離恋愛は辞めろって言ったのに」(当時嫁は大学から出ていた。旦那は大学)他にも「あれだけ皆で辞めとけ、別れろって言ったのに」「絶対後悔する」などという発言が飛び出ます。
…これほど二人の仲を否定しまくるスピーチ、正直寒くてしかたがありません。
そして今回の山場、麻酔科教授のお言葉が始まります。
「正直、結婚の話を聞いたときは人事をどうしようかとそればっかり…」
二人の門出を祝う披露宴で医局人事の恨み節です。なにもこんなとこで言わなくても。
親族席が十分盛り下がったところで、余興の時間です。何とかして同級生としてこの場の雰囲気を変えねばなりません。ところが用意していった余興の「症例報告」では旦那が「酒におぼれていた」「競馬ばかりしていた」「留年しなかったのは大学の七不思議」などというフレーズであふれかえっています。当然です。普通ほめ言葉はまともなスピーチで行われるものであって、余興はほのぼのとウケルものであればよかったはずなのですから。しかし今回新郎の浮かぶ瀬はありません。
最後は麻酔科助教授の専門用語だらけで一般人には何がなんだかよくわからないけど、一番結婚式にふさわしいスピーチがあり、なんとなく救われます。
とにかく二人の結婚は両医局からまるで祝福されていないことが良くわかる披露宴でした。しかしあれほどダウトな単語を連発しておいて、腹の中のことには全く触れません。そこは聖域だったようです。
最後に万歳三唱です。
「二人の未来と耳鼻咽喉科、麻酔蘇生科のますますの発展を祈って」
表の紙には○○家△△家披露宴じゃなくて
「耳鼻咽喉科麻酔蘇生科披露宴」にしておくべきだったのかもしれません。
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