ライフアンドデス
2003年11月16日life and deathというゲームをご存知でしょうか。昔PC98ででていた手術ゲームです。
プレイヤーは外科医(多分)となり患者を診察診療します。そして手術適応と考えられる患者を手術室に運び手術します。ちなみに最初は手術適応患者はみんな急性虫垂炎です。
看護師に言われ部屋に入ると患者がいて、ベッドにカルテ?がかかっています。そこに現病歴が書いてありますが、どれも似たようなものです。
「33歳男性。急性の腹痛を訴えています。吐き気、けいれん、全身衰弱、めまいを伴っています」
ベッドに寝ている患者はとてもけいれんを起こすぐらい具合が悪いとは思えない目線でこっちを見ていますが、ドット絵なので目をつむりましょう。
ここで腹部の診察を行います。おなかの拡大画面がでて、適当にクリックすると痛いだとか痛くないだとか言いますのでこれで疾患のおおよその予測をたてて検査にうつるのです。
ちなみにこのゲームでは尿管結石と急性虫垂炎と感染性腸炎と過敏性腸症候群しかでてきません。
感染性腸炎の場合はレントゲンをとっただけで呼びつけられて怒られます(実際には講義に行かされる)腹部所見のみでいきなり投薬しなくてはなりません。
尿路結石の場合、レントゲンを撮って石をみつけ専門医に送ると褒められますが、実際尿路結石がレントゲンで見えることってあんまりなかったり。普通は尿検査とか超音波とかですが。
過敏性腸症候群の場合は経過観察を選ばなくてはなりません。たとえ患者がけいれんしていても。
さて、実際の医療現場ではありえない診察手順と治療方針にイライラしながら患者を捌き、ようやく急性虫垂炎の患者に当たります。レントゲンを撮って尿路結石でないことを確認した後手術室へ。手術室には麻酔科医や看護師などスタッフがいろいろいるのですが、口は出しても手は絶対出してくれません。
麻酔科医がいるのに、自分で麻酔をかけるかわいそうな外科医…。うっかり麻酔をかけ忘れそうになるとすかさず麻酔科医が声をかけます。
「麻酔をしたほうがいいんじゃ無いですか?ドクター」
お前、働けよ。
麻酔がかかると次は抗生物質をうてと命令されます。なんと術野(切る部分)にぶちゅっと注射!普通点滴で落とすだろう?という突っ込みは受け入れられません。それが終わると手袋をつけ消毒をし布をかけて手術開始です。
メスで切ると血がでてきます。この時いきなり除脈に。役立たずの麻酔科医がぐずぐず言うのでやっぱり術野にアトロピン投与。普通静注だよなぁ…。
元に戻ったところで止血鉗子で出血を止め(今時どこも使ってないよ…止血鉗子)ようとしますが、このゲーム操作性がすこぶる悪く、マウスの動きのとおりにポインタが動いてくれないので、手間取ります。そのうち虫垂炎ごときで出血多量となり輸血が必要となります。皮膚からどんだけ吹いてんだ?
ようやく止血し、血を吹いているとVPC(いわゆる不整脈)が…。リドカインを打とうとマウスを動かしますが、思うように動いてくれないので間に合わず。麻酔科医が一言。
「全てが終わった」
お前がわるいんじゃ。ぼけ。
プレイヤーは外科医(多分)となり患者を診察診療します。そして手術適応と考えられる患者を手術室に運び手術します。ちなみに最初は手術適応患者はみんな急性虫垂炎です。
看護師に言われ部屋に入ると患者がいて、ベッドにカルテ?がかかっています。そこに現病歴が書いてありますが、どれも似たようなものです。
「33歳男性。急性の腹痛を訴えています。吐き気、けいれん、全身衰弱、めまいを伴っています」
ベッドに寝ている患者はとてもけいれんを起こすぐらい具合が悪いとは思えない目線でこっちを見ていますが、ドット絵なので目をつむりましょう。
ここで腹部の診察を行います。おなかの拡大画面がでて、適当にクリックすると痛いだとか痛くないだとか言いますのでこれで疾患のおおよその予測をたてて検査にうつるのです。
ちなみにこのゲームでは尿管結石と急性虫垂炎と感染性腸炎と過敏性腸症候群しかでてきません。
感染性腸炎の場合はレントゲンをとっただけで呼びつけられて怒られます(実際には講義に行かされる)腹部所見のみでいきなり投薬しなくてはなりません。
尿路結石の場合、レントゲンを撮って石をみつけ専門医に送ると褒められますが、実際尿路結石がレントゲンで見えることってあんまりなかったり。普通は尿検査とか超音波とかですが。
過敏性腸症候群の場合は経過観察を選ばなくてはなりません。たとえ患者がけいれんしていても。
さて、実際の医療現場ではありえない診察手順と治療方針にイライラしながら患者を捌き、ようやく急性虫垂炎の患者に当たります。レントゲンを撮って尿路結石でないことを確認した後手術室へ。手術室には麻酔科医や看護師などスタッフがいろいろいるのですが、口は出しても手は絶対出してくれません。
麻酔科医がいるのに、自分で麻酔をかけるかわいそうな外科医…。うっかり麻酔をかけ忘れそうになるとすかさず麻酔科医が声をかけます。
「麻酔をしたほうがいいんじゃ無いですか?ドクター」
お前、働けよ。
麻酔がかかると次は抗生物質をうてと命令されます。なんと術野(切る部分)にぶちゅっと注射!普通点滴で落とすだろう?という突っ込みは受け入れられません。それが終わると手袋をつけ消毒をし布をかけて手術開始です。
メスで切ると血がでてきます。この時いきなり除脈に。役立たずの麻酔科医がぐずぐず言うのでやっぱり術野にアトロピン投与。普通静注だよなぁ…。
元に戻ったところで止血鉗子で出血を止め(今時どこも使ってないよ…止血鉗子)ようとしますが、このゲーム操作性がすこぶる悪く、マウスの動きのとおりにポインタが動いてくれないので、手間取ります。そのうち虫垂炎ごときで出血多量となり輸血が必要となります。皮膚からどんだけ吹いてんだ?
ようやく止血し、血を吹いているとVPC(いわゆる不整脈)が…。リドカインを打とうとマウスを動かしますが、思うように動いてくれないので間に合わず。麻酔科医が一言。
「全てが終わった」
お前がわるいんじゃ。ぼけ。
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