迷探偵コナン

2004年1月5日
病院に長くいるとこき使われそうなので、さっさとかえってぼんやりテレビを見ていました。
なんとなく名探偵コナンスペシャルを見ることに・・・

高校生探偵が怪しげな薬のせいで体だけ小学一年生程度に若返ったという設定で、体は子供頭脳は大人という触れ込みです。

彼の推理にはすばらしいものがありますが、他の推理もの漫画と同様、行く先々で殺人事件が起こるので絶対知り合いたくない類の人間です。

また、やっぱり彼も人間で、間違った理論で攻める場合も。振り子時計の振り子の裏に隠し物をしたため、振り子の重さが変わり、時計の時刻がずれた、という推理をかましてくれたときは心底代わりにしゃべらされている毛利探偵がかわいそうになりました。振り子の周期はおもりの重さには関係なく、長さで決まるという物理法則が彼にはわかってないようです。
早くもとの体に戻って高校に通わないと。

さて、医学的な話にもって行きましょう。今日の話のクライマックスの場面です。
悪役の変装女をコナンが脅します。彼の体には心電図が取り付けてあり、コナンが死んだと判断されるときは、悪役のヤバイ情報を仲間のところに自動的に送信してしまうそうです。もちろん心電図をはずしても勝手に送信。
そこで変装女は催眠ガスなるものを放出。そんなことをすると彼女も眠ってしまいますが、彼女は賭けにでているのです。
コナンが先に目覚めれば、自分が警察に突き出される。自分が先に目覚めればその機械ぶっ壊す。

医学的にこの女性、とっても分の悪い賭けをしています。吸入麻酔をかける場合、子供のほうが代謝が早いため、大人よりも高い濃度を必要とし、麻酔をきったあと目の覚める時間も大人より早いのです。つまり同じ濃度で催眠ガスを吸うと、女が寝てもコナンは寝なかったり、ガスの濃度が下がってきたら、先にコナンが目覚めてしまう可能性がとっても高い!
彼女に勝機があるとすれば、ガスを吸わないようにコナンより長く息をとめるしかないのですが、彼女は長々としゃべってしまっています。

それなのに結果は彼女の勝ち。まんまと機械を壊してトンズラしてしまいます。

コナン、体は子供、代謝は大人。

大体秘密の情報だって、わけのわからない装置を作るくらいだったら、こっそり送信しておきながら、送信していないふりをして脅せばよかったのではないでしょうか?みすみすデータを消失し、なぞの組織の暗躍は続く。

ホントに事件解決する気があるの!?

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