高齢者医療保険制度

2005年8月17日
高齢者医療保険制度というのができるかもしれないようです。
高齢者が増え、若い人たちの医療費負担(保険料)が大きいことから高齢者だけは別の保険制度にしよう、というもの。
高齢者は現在扶養家族となっている人は保険料を払わなくていいのですが、新しい保険では全員払います。それでも足りない分は税金と若い人たちが払う連帯保険料でまかないます。

それって本当に若い人たちの負担は減るんですか?という疑問がふつふつと沸いてきますよね。
04年度の70歳以上の高齢者の医療費は12兆8000億円。
70歳以上の人口は約2000万人。
一人当たりの医療費は64万円。
国民保険の保険料は自治体全体でかかった医療費から税金からでる補助金を引き、世帯数で割ったものになっています。自治体によって違いますが大体3万円前後。高齢者がみんなこれと同じ額を払わされるとして年間36万円。
高齢者のみの世帯は20%ですから高齢者がみんな保険料を納めるとして大体5億から6億の増収となります。

・・・兆単位の話をしてるのに。増収が5億から6億・・・・

つまりこんな計算したってムダなのよ。
なぜなら医療費の総額が変化せず、保険料の徴収範囲を広げても微々たる増収額で、税金からの補助金が増えない限り連帯保険料という明目で若い人たちの負担が増えるだけ。だったら事務などの手間やコストを二重にしないように今のままでいいよ。

抜本的改革ってなんなんだろうなー

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