救命センターにくるやっかいな患者はいろいろいるのですが、最近多いのが「主訴:暴れる」な患者様。

 救急車の場合はもろもろの事情によりそっち専門の救急病院に行っていただいていますが、問題は家族がふんじばって救急外来につれてくる場合。受付から連絡があったときはすでに救急外来まで来ていますから診たくなくても行かざるを得ない・・・。

 ところが、素人目にみても「あばれちゃうご病気」な人というより、単に気に入らないことがあって暴れてるだけなことが多いです。そして両親もみんな判でついたかのように子供に対して同じような接し方をする・・・優しいというか腫れ物にさわるというか。

母「○子ちゃん、どうしたの?」
子「うっせえ、ばばあ」
父「○子ちゃん、もとの○子ちゃんに戻って!」
子「死ね!」
両親「いつもはこんな子じゃないんです。今日はちょっと気に入らないことがあったみたいで」
子「おめえらに何がわかるんだよぉぉぉぉぉ!!!」
両親「ああ、なんでこんなことに、うっうっうっ」

単なる積み木崩しの子供と両親にしかみえなくて、診させられてるさちのほうが「なんでこんなことに」です。別に病気じゃないからどうしようもない。両親のこんな態度が余計に助長するんだろうなと学習しました。

さて、前置きがながくなりましたが、左耳大学に耳を疑うおふれがでました。

1 ムンテラ(病状説明)は5時までに行うこと。
2 カンファレンスも時間内に行うこと。

Q:何故こんなお触れがでたのでしょう?











A:研修医は時間内しか働かしちゃダメだから。

コメント

asuka
asuka
2006年10月19日9:53

さちさま>前置き部分を読んで、ダンナと一緒に爆笑しちゃいました。確かにいるいる、こういう家族。特に前に勤務していた病院には多かったですね。精神科に来られた場合には「家族関係」を立て直すところから始めないといけないので、こういう方は本当に大変なんです(泣)。

さち
さち
2006年10月20日22:12

これ、治療するんですね・・・。
警察の非行相談電話にでもかけてって追い返してました・・・。

asuka
asuka
2006年10月20日23:00

さちさま>それでいいと思います。下手に精神科につれてこられると、すんごく大変なんで・・・。家族関係を立て直そうにも家族にその意思が無いとできませんし、時間もかかりますし。下手にいじると悪化しますので(汗)。正直「親の育て方が悪い!!」の一言に尽きるんですけどね。

さち
さち
2006年10月26日0:16

そうですか。ちょっとホッとしました。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索