さちが今勤めている病院は救急告示病院ではありません。以前は1次や2次救急をやってましたが数年前に撤退しました。けれどたまに受け入れ要請があります。周辺の病院に受け入れてもらえなかった患者で、その大半が軽い自殺未遂。最近は二つ向こうの自治体の救急からも問い合わせがある・・・というかそっちのほうが多くなっています。
左耳にいたころは周りの二次病院にしっかりしてほしいと思っていましたが(そもそも左耳で救急したいのなら左耳の医師でやればいいのであって、よそから医師を呼んでコキつかう風潮はいただけないと思う)、ここにきてしょうがないのかなと思うようになりました。
この地域は輪番制が週3回だけ組まれています。輪番一回あたり自治体から7万円の補助がでます。これは夜間救急の人件費や諸費用の赤字分から計算されたものでこれでトントンからやや黒になれば御の字程度のものです。予算の関係で週三回以上は出せないのでこの地域の輪番は毎日組めません。
輪番でなければ病院は夜間の人員を減らします。放射線技師や検査技師、外来専属の看護師は置きません。そうすると搬入依頼があってもすぐに検査はできないし、対応する人員も少ないので断らざるを得ない場合が増えます。さらに最近は患者側も夜間でも昼間と変わらない検査や処置を要求しますから「一応診るだけ」とはいきません。
結果多くの病院が受け入れ不能となりうちみたいな病院にやってきます。
もうなんかあきらめの境地というか達観したというか解脱したというか夜中の2時に起こされてもぜんぜんむかつかなくなりました。
患者に対してはな・・・。
むかつくのはつれてきた救急隊。
こっちが患者を診察しているのを横でじっと見ていて
さち「普段はどこでお薬をもらっているんですか?」
患者「○○市民病院でもらっています」
救命士「○○市民病院はですね!処置不能ということで!!」
という具合にいちいち関係ないことをはさんでくる。
正直どこの誰が何で断ったのかなんてさちにはどうでもいい。(一部の)地域住民が踏みにじり、行政がまともに考えてこなかった医療行政のツケを現場だけで払うのがそもそも不当なのだから。今まで訴えても誰も耳を貸さなかった。言ってだめなら体感してもらうしかないでしょう。(そういう意味ではうちで救急車はとらないほうがいいのか)救急隊が悪いわけでもないのに一番困るのでかわいそうではありますが。
それでも救急隊がおいて帰った報告書にどこの病院の誰が受け入れを断ったかびっしり書いてあってうんざりしたさちなのでした。
左耳にいたころは周りの二次病院にしっかりしてほしいと思っていましたが(そもそも左耳で救急したいのなら左耳の医師でやればいいのであって、よそから医師を呼んでコキつかう風潮はいただけないと思う)、ここにきてしょうがないのかなと思うようになりました。
この地域は輪番制が週3回だけ組まれています。輪番一回あたり自治体から7万円の補助がでます。これは夜間救急の人件費や諸費用の赤字分から計算されたものでこれでトントンからやや黒になれば御の字程度のものです。予算の関係で週三回以上は出せないのでこの地域の輪番は毎日組めません。
輪番でなければ病院は夜間の人員を減らします。放射線技師や検査技師、外来専属の看護師は置きません。そうすると搬入依頼があってもすぐに検査はできないし、対応する人員も少ないので断らざるを得ない場合が増えます。さらに最近は患者側も夜間でも昼間と変わらない検査や処置を要求しますから「一応診るだけ」とはいきません。
結果多くの病院が受け入れ不能となりうちみたいな病院にやってきます。
もうなんかあきらめの境地というか達観したというか解脱したというか夜中の2時に起こされてもぜんぜんむかつかなくなりました。
患者に対してはな・・・。
むかつくのはつれてきた救急隊。
こっちが患者を診察しているのを横でじっと見ていて
さち「普段はどこでお薬をもらっているんですか?」
患者「○○市民病院でもらっています」
救命士「○○市民病院はですね!処置不能ということで!!」
という具合にいちいち関係ないことをはさんでくる。
正直どこの誰が何で断ったのかなんてさちにはどうでもいい。(一部の)地域住民が踏みにじり、行政がまともに考えてこなかった医療行政のツケを現場だけで払うのがそもそも不当なのだから。今まで訴えても誰も耳を貸さなかった。言ってだめなら体感してもらうしかないでしょう。(そういう意味ではうちで救急車はとらないほうがいいのか)救急隊が悪いわけでもないのに一番困るのでかわいそうではありますが。
それでも救急隊がおいて帰った報告書にどこの病院の誰が受け入れを断ったかびっしり書いてあってうんざりしたさちなのでした。
コメント
が。
しょぼいのいっぱい来ます。
昼間来いよ!!
むしろ近くの開業医に行け!!
CPA来てンのに、37.8℃の子供連れてきて早く診ろだの
こっちが先だのギャーギャー言うなよ。
子供走り回ってンじゃんっ。
それだけ元気あれば平気だよ!!
って、言えたらちょっとはスッキリするのかな。
小学生の鋭い視点に笑いました。ぷ。
救急の輪番はうちもやってますが,やっぱりトントンからやや赤字になるみたいです.コンビニ受診や痴呆老人を置き去りにする人たちをみていると日本の社会のは底辺から崩壊してきていることを実感できます.医療を取り巻く環境も底辺に近いので下から順次崩壊していくのも当然の成り行きなのかもしれませんね.
ところで,鷹揚さち先生をわざわざ攻略する人は現れないのでしょうか.私は実物は結構いけてるんじゃないかと思うんですけどね.では,失礼しました.
今、友達の日記を見て気付いたんですが
もしかして1000人にインタビューってやつですか??
早速あたしもやってみます〜。
純粋に3次だけできるとこなんてないですよね。救命センターの看板がかかってるだけでウオークインがきちゃうし。しかも元気な人ほど遅いって騒ぐと。
インタビューの結果はどうだったんでしょう?
>脳外科医先生
細かいことですが救命士になるためには病院実習が必要ですが別に大学の医師が教育するわけではありません。東京や九州にある養成所に半年ほど詰め込んで専任教員とやらに教わるのです。医師も講義に行ったりしますがたいてい臨床からは縁遠い人みたいです。同類が同類を育てるのでたいしたことがないのでしょう。ただ救命士のレベルはものすごく地域差があると思います。
いけているかどうかは別として私を攻略しようとする奇特な人は時々現れますがやっぱり楽なほうに行ってしまいます。一番よくないのはたびたび私が彼氏がいることを失念することでょうかね・・・。